出会う
なんでもない休日に、なんでもない用事で外に出て知人に遭遇してしまう。それもいままで生活圏が同じだと認識していなかった相手だ。そんなことはフィクションにしか存在しないと思っていた。
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誓う
少し時が経ってようやく理解できたのか、ずっと解ってはいたが自分からその感情に蓋をしつづけたのかは自分でもよくわからない。それでも気がつけばその腕を掴み、身体を引き寄せては抱きしめていた。驚いたのか小さく震えたのが服越しに伝わる。
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別れる
じゃあまたな。そう言って子どもっぽい笑みを浮かべたアルバートの手を、俺は無意識に掴んでいた。あまりに夢をみすぎたのかもしれない。彼によく似た男が、自分に力を託して消えてしまう夢を。あれから少しずつその夢の頻度は低くなっていったが、どうしてもその場面が脳裏に焼きついて離れなかった。
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悩む
「暗い顔してるけど、どうかしたか?」
あっけらかんと言ってみせる彼は、その原因が自分にあるとは露ほども考えていないだろう。当たり前だ。俺自身も突拍子もないことで、彼に対して悩んでいるのだとわかっている。それでもあんなリアルな夢は、そして漠然とした感覚は、あの出来事が幻ではないのだと語りかけてくる。
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