その名で呼ぶな、呼んでいいのはアイツだけだ。
あぁ、何だっけな。何だっけ、忘れた。この男の顔はすごく覚えてるけどなんか見ててイラついてきたり愛しくなったりどんな関係か全然まったくわからない。うーん、面倒だな、記憶喪失ってのは。たぶん初めてなったのだろうけど、面倒だ。――記憶喪失ネタ
~2012 文章DRRR,臨静,~2012
進むあなたと進まない僕の足
多分ではなく確定としてそれは僕の胸へすとんと落ちた。僕は彼が好きなんだ、僕が求めている非日常の一部である平和島静雄と云う彼が。
~2012 文章DRRR,帝静,~2012
手加減を知らないから
ここまでくると立派に酔狂だとは思えども、玄関先に彼を見たとき、ちょっとだけ嬉しくなる。てっきりダンマリを決めこむかドアを蹴破るかエトセトラ何かしてくると予想していつでも逃げる準備はしておいたのだけど、外れて安心なのかどうか複雑な気分だ。
~2012 文章DRRR,臨静,~2012
サプライズエンカウント
恋というのは果ても底もない、ただ突きすすみ堕ちていくだけの感情である。ある種、夢に似ている。果ても底もないと言っても、醒めたときは別だ。そんな所も含め、似ている。
~2012 文章DRRR,臨静,~2012
朝、あるいは幸せ
「好きでも嫌いでも、シズちゃんがこの世界でいちばん。それって素晴らしい事だと思わない?」
~2012 文章DRRR,臨静,~2012
表が裏に、裏が表になるように
世界が反転した、気がした。それほどの衝撃。
「、…!?」
~2012 文章DRRR,臨静,~2012