JOJO

伏せた瞼に口づけを

暗くなった夜の中、月の光のせいか気持ちよく寝こけている顔がなんとなくとても憎らしく思えて、その頬に唇を重ねる。んん、と小さく呻きながら寝返りを打とうとするので、今度は彼自身の唇に重ねてやった。目を覚ましてしまえ。早く。

どうしたって永遠なのだから

「だったら、やっぱり今が正しいんじゃないかな」 明るい空を見上げてジョナサンはそう言いながら、大きな花が咲くように笑った。そうだろ? と問いかけてくる目に、ディオは眉間に皺を寄せる。どうしても彼には、今のこの生活が正しいものかどうかわからないのだ。