やさしさを押しつけ合う 乱雑でも優しげな撫で方は、彼の根本の性格を良く表していた。 「大丈夫、平気さ、ナイン」 名前を呼びながらも、低く呟いたそれは自分に対してだけの励ましではなかった、とナインは思う。だからこそ悔しかった。 2022-07-31~2012 文章9K,FF零式,~2012
きみの生まれた日だから 「今日一日は、一緒に居てやるよ」 「……それはまた」 昇りきった日の光を窓際で浴びながら、愛銃の手入れをしながらキングは無精気味に答えた。 2022-07-31~2012 文章9K,FF零式,~2012