忘れてくれないか
数日前のように、暖炉の前で二人で、グラスを傾けた。あの仕事の報酬代わり。ただ何もなく二人で呑むのは久々ではないだろうか。
「その女性は結局、君の何だったんだ」
「わからん」
「……そうか」
~2012 文章bigo,~2012,ダスロジャ
まっしろい永遠をきみと
「良いときも悪いときも、富めるときも貧しいときも、病めるときも健やかなるときも、死が二人を分かつまで」
すらすらと斗牙は聞き覚えのある言葉を並べた。
「それ、結婚式の誓いの言葉……だよな」
~2012 文章~2012,エイ斗,グラヴィオン
伝えたいたくさんのこと
※パラレルというかifというか 彼女は屋上のフェンスに座っている。落ちないのだろうかと思うけど、菓子ばかり食べている割には身軽なのだ。風も強いのに、揺らすのは長い髪だけで、器用にバランスをとっている。
「……あんた、いつもここにいるよね」
~2012 文章~2012,さや杏,まどマギ
甘くて甘い甘美
所狭しと詰められていたのは、五百円玉くらいの大きさのチョコチップクッキーだった。「……手作り?」
「うん。お父さんにちょっと手伝ってもらっちゃったけど」
~2012 文章~2012,まどほむ,まどマギ
これで最後
ひたすら、ひたすら彼は泣いた。気が済むまであと何時間。父を失ったときの自分のようだ、と思いだしながら、そのときに涙を受けとめたものが一体なんだったのか思いだせない。人ではなかった気がする。
~2012 文章~2012,御弓,逆検
そうして何もなかったように
※いろいろおかしい
「やめてくださいってばーあ…」
「ニャスニャスー」
「人語を喋ってくださいよう…」
「なにしてんだおまえらは」
~2012 文章BB,~2012,ラグハザ
失われるだけ
※死ネタ 足下を見てしまった。人間が倒れている。生死はわからない。だがもし生きていたとしても、すぐに死が訪れるだろうことは確かだ。
~2012 文章BB,~2012,ラグハザ
多分、過去なんてなくたって
握ってみたらその左手は思ったよりしっかりしていて、驚いた。普段は、と云うか見た目はどう見てもだめなタイプのおじさんなのに。
たまにこの人はこう云うギャップ(って云ったらいいんだろうか)があって、それに出会うたび、ドキドキする。
~2012 文章~2012,王成,逆裁
もう二度と、
痛いかよ、痛いだろ、それでいい。限界まで傷つけて喰らい尽くせばこいつのすべてを支配できるだろうか。そんなことになればそれはいい話だ。憎悪が欲情に変わったのはいつのことだったのか。互いに息が荒いのはもう長い時間ずっとそれをしていることの表しだった。正直、もうだいぶ疲れた。けれどそれをやめないのはこいつが気に入ったのか、と考えるとどうにも焦燥にかられる。
~2012 文章BB,~2012,ラグハザ
どうせあとに何も残らないのなら
どうして彼が泣くのか緑髪の青年には理解できなかった。しかしそれはもうこれでもかと云うくらいに涙を流すので不安になって、手を伸ばした。
「…トウヤ君?」
~2012 文章pkmnBW,~2012,主♂N
デジャヴュ
※これほど容易く日は昇る の続きと云うか後日談と云うかとりあえず自分設定の塊です、注意。
~2012 文章~2012,ほぼオールキャラ,夢日記
これほど容易く日は昇る
※全力で死なせないEND
※各キャラ口調・性格ともに自分設定
~2012 文章~2012,ほぼオールキャラ,夢日記