~2012

手加減を知らないから

ここまでくると立派に酔狂だとは思えども、玄関先に彼を見たとき、ちょっとだけ嬉しくなる。てっきりダンマリを決めこむかドアを蹴破るかエトセトラ何かしてくると予想していつでも逃げる準備はしておいたのだけど、外れて安心なのかどうか複雑な気分だ。

サプライズエンカウント

恋というのは果ても底もない、ただ突きすすみ堕ちていくだけの感情である。ある種、夢に似ている。果ても底もないと言っても、醒めたときは別だ。そんな所も含め、似ている。