集いの

知りたい、と思うことから

マンションのベランダから、夜にしては明るすぎる街をすがめる。次に、相も変わらず無表情のまま、すぐ隣で同じ景色を見ている少女に目を向けた。しかし目を逸らす。視線に気づかれるのが怖くて、長く見ていられない。この距離で気づかない彼女も彼女だけど。