読まれているのか 「綺礼」 彼の声はいつだって愉しそうだ。羨ましいと思ったこともあるが、所詮その程度の感情のままいつしか忘れた。一瞥すれば彼はにやにやと笑みながら手招きをしていたから、綺礼は何も見なかった振りをする。 2022-07-31~2012 文章Fate,~2012,金言
出会ってしまった ※綺礼の歳が中学生くらい(という設定が一応ある) こういうものを綺麗と云うのだろうな、と目の前の光を見て綺礼は淡々と思った。頭に乗った手は生温かく、ヒトの体温を伝える。こんなに人間離れした外見をしているのに。 「可愛げのないやつめ」 2022-07-31~2012 文章Fate,~2012,金言