槍言

すこしだけ見逃して

※学パロで体育教師×保険医 「記念すべき十回目だ」 これでもかと消毒液を染みこませた綿をピンセットで摘み、それを患者の膝の傷にぐいと押しつけながら言峰は、笑みを浮かべた口で呟いた。