名残惜しいと思うこと 背後から抱きつくと鼻腔を擽る香水の香り。これは向こうのものだろうか、なんて思いながら、彼の肩ごしに表情を窺う。目に見えて不服そうに口を尖らせていた。 2022-07-31~2012 文章TOX,~2012,バラアル