ダスロジャ

忘れてくれないか

数日前のように、暖炉の前で二人で、グラスを傾けた。あの仕事の報酬代わり。ただ何もなく二人で呑むのは久々ではないだろうか。 「その女性は結局、君の何だったんだ」 「わからん」 「……そうか」