シージョセ

伏せた瞼に口づけを

暗くなった夜の中、月の光のせいか気持ちよく寝こけている顔がなんとなくとても憎らしく思えて、その頬に唇を重ねる。んん、と小さく呻きながら寝返りを打とうとするので、今度は彼自身の唇に重ねてやった。目を覚ましてしまえ。早く。